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【第2回】「お墓をなくす」その前に。お寺様と家族へ、覚悟の相談。

みなさん、こんにちは。 自分自身のリアルな体験を綴る【私の墓じまい日記】、第2回をお届けします。

前回、将来の甥っ子や姪っ子に負担を残さないため、まずは誰も入る予定のない「祖母の実家のお墓」の墓じまいを決意した私。

今回は、いよいよ最初の難関「お寺様と親族への相談」のお話です。 お墓の問題は、自分ひとりの気持ちだけでは進められません。「反対されたらどうしよう…」と、実はかなりドキドキしながらのスタートでした。

1. お寺様からの、思いがけない温かいアドバイス

まずは、お墓を管理してくださっているお寺の住職様へ相談に伺いました。 幸いなことに、祖母の実家のお墓は、我が家がお世話になっているお寺と同じで、敷地内でもほぼ隣同士に並んで建っていました。

距離が近いので、お参り自体はそこまで大きな負担ではありません。 でも、やはり「次の世代」のことを考えると、管理し続けるのは将来的に負担になってしまう……。その素直な胸の内を住職様に打ち明けました。

すると、住職様は優しく話を聞いてくださり、こんなアドバイスをくれたのです。

「永代供養にする方法もあるけれど、もし嫌でなければ、お骨をいまの鈴木家のお墓に移して(合祀して)、祖母の実家のお墓をしまうというやり方もあるよ」

これを聞いて、目の前がパッと明るくなりました。 (※ちなみに、お骨の移動や供養の仕方は、お寺の宗派や地域によって指導方法が大きく変わります。まずは相談してみるのが一番ですね!)

「お墓をなくす」というと、なんだかご先祖様をないがしろに思われるのでは…と不安でしたが、「うちのお墓にみんなで一緒に一まとめに入ってもらう」という方法なら、これからもずっと私たちが手を合わせて守っていけます。

実は私の祖父は、曾祖父ととても仲が良かったと生前に祖母から聞いていました。 「じいちゃん、そっちで寂しくないように、大好きなご先祖様たちをこっちに呼ぶからね」 そう心の中で語りかけながら、我が家のお墓にお骨を迎え入れることに決めました。

2. 身近な応援と、動き出すための「覚悟」

お骨の引っ越し先は決まりましたが、ここで次の問題が浮かびます。 「お墓をなくすことに対して、寂しがったり反対したりする人がいるかもしれない」ということです。

そこでまずは、同居している母に相談をしてみました。すると母は、

「ゆくゆくはしなければならないことだし、そうしてもらったほうが(先々のことを考えても)ありがたいね。ただ、親戚の人たちにもちゃんと話をして、お許しをもらわないとね」

と、私の背中を押しつつ、大切なアドバイスをくれました。

母の言葉通り、後からトラブルにならないよう、祖母の実家に血縁が近い、ご存命の親族へしっかり説明に行くことにしました。これまでは母に任せきりにしていましたが、今回は「私が主体となって墓じまいをするんだ」という責任があります。

3. 心配を吹き飛ばしてくれた、親族たちの温かい言葉

まず連絡したのは、関東に住んでいる父の弟(私にとっての叔父)です。 電話でこれまでの経緯と、自分の代できちんと整理しておきたいという想いを伝えると、叔父はこう言ってくれました。

「今までずっと管理してくれていて、本当にありがとう。そこは自由にしてもらって構わないよ。よろしく頼むね」

肩の荷が一つ、フッと軽くなりました。

次は、祖母の弟にあたる親族(おばさん)の家です。 正直、普段はお盆や正月に挨拶をするくらいの間柄で、緊張を抑えながら直接会って説明をしました。

すると、おばさんも深く頷きながら言ってくれたのです。

「私たちも、そろそろ考えなきゃいけないって思っていたのよ。そうやって動いてもらえるなら、本当に助かるわ」

責められるどころか、感謝の言葉をもらえるなんて……。 心配していたのが嘘のように、みんなが私の決意を温かく受け入れてくれたのでした。

こうして、一番大切なお寺様、そして家族や親族の「同意」を無事にいただくことができました。 想いを込めて誠実に話せば、みんなちゃんと分かってくれる。身をもってそう実感したステップでした。

さあ、ここからはいよいよ実務へ突入です! 次回の打ち合わせに向けて、気持ちが引き締まります。

(次回へ続く)

次回は、「第3回:お墓を動かすための第一歩。知られざる『役所の手続き』編」をお届けします。 いざ動き出そうとすると、今度は書類の手続きが……!公的な流れを詳しくお伝えします。お楽しみに!

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